テンバガー銘柄の発掘〜特徴、見つけ方、注意点などをご紹介!
テンバガーとは、短期間に株価が10倍に値上がりした銘柄のことを指します。せっかく株をやるなら、配当金をコツコツ積み上げるよりも、株価が何倍にも跳ね上がる銘柄をつかみたいと思いませんか?この記事ではテンバガー銘柄の特徴や、見つけ方、注意点紹介します。
株価が10倍以上になった株は「テンバガー」と呼ばれます。投資家なら誰しもが夢見るテンバガーを見つけるポイントと注意点について解説していきます。
テンバガー(10倍株)とは?
テンバガー銘柄とは、株価が10倍に値上がりした銘柄のことを言います。定義には諸説あり、上昇率900%でテンバガーとする捉え方もあります。
大きなキャピタルゲインが狙えますが、リスクが大きく、今後の予測が難しい面があるため、慎重にウォッチしていく必要があります。
テンバガーの特徴・見つけ方のコツ
株価が10倍以上になった銘柄をテンバガーと呼びますが、実際にテンバガーを達成したのは一体どのような銘柄だったのでしょうか。「テンバガー」とは、投資初期に投資した際に資産価値が10倍以上に増加する株式を指します。これらを見つけるためには、以下のような特徴やアプローチがあります。
テンバガーの特徴
成長性と革新性:
テンバガーは、革新的な技術やサービスを提供する企業が多いです。市場で新しい需要を創造し、急成長する能力を持つ企業が候補となります。
業績の急成長:
過去数年間で業績が急成長している企業がテンバガーの候補です。売上高、利益、顧客数などの指標が大幅に増加しているかどうかを確認します。
新興市場や新しいトレンド:
テンバガーはしばしば新興市場や新しいトレンドに関連する企業で見られます。例えば、テクノロジー、バイオテクノロジー、クリーンエネルギーなどの分野が該当します。
競争優位性:
競争優位性を持つ企業がテンバガーになりやすいです。特許、ブランド力、独自の技術やサービスが市場での成功につながる場合があります。
市場の拡大性:
市場が急成長している分野でリーダー的な地位を確立している企業が、テンバガーになる可能性があります。市場の拡大性と企業のポジションを評価します。
テンバガーを見つけるコツ
業界や市場のトレンドを追跡する:
テンバガーは通常、成長産業や新しい市場トレンドに関連しています。投資の前にその業界や市場の動向を理解し、成長が期待される分野を見極めます。
企業の財務および業績を分析する:
候補となる企業の財務報告書や業績を詳細に分析します。売上成長率、利益率、資本の運用効率などの指標を確認し、企業の成長性を評価します。
競争環境と企業の競争優位性を評価する:
企業の競争優位性(特許、ブランド力、技術革新など)が市場での成功にどれだけ寄与しているかを考慮します。競合他社との比較分析を行い、市場でのポジションを理解します。
リスク管理と分散投資:
テンバガーを見つける投資は高リスク・高リターンの性質を持つことが多いため、リスク管理が重要です。分散投資を通じてリスクを分散し、全体的な投資ポートフォリオのバランスを保つことが推奨されます。
専門家やアナリストの見解を参考にする:
専門家や投資アナリストの意見や研究結果を参考にすることも有益です。市場の専門家が注目している企業や業界の動向に耳を傾けることが重要です。
テンバガーを見つけるには、深い市場知識と分析能力が求められます。投資の前に、十分な情報収集と評価を行い、投資目標に合致するかどうかを判断することが重要です。
テンバガー銘柄を狙うときの注意点
テンバガー銘柄を狙う際には、以下のような注意点があります。テンバガーとは、投資初期に資産価値が10倍以上に増加する株式を指し、高リターンを追求する投資スタイルですが、同時に高いリスクを伴うことも覚えておくべきです。テンバガー候補を見つけても、すぐに買うのは危険です。テンバガー銘柄を狙うときは、次の点にご注意ください。
株価急落の可能性がある
テンバガーになる前の銘柄は時価総額が小さいため、個人投資家が多めの注文を入れただけでも値動きが激しくなります。買い注文ならいいですが、売り注文が大量に出された場合には株価の急落は避けられません。急騰に便乗して発注すると、途端に値が下がってきて含み損を抱える危険もあります。
テレビなどで話題になった銘柄に安易に飛びつくと、高値づかみさせられ、急落により思わぬ損失を被るかもしれません。
損失を限定するために、買い注文と同時に損切り注文も出しておくことも検討しましょう。
出来高が少なく売買が思うようにいかないことがある
出来高は売買が成立してはじめて発生しますが、まだ注目されていない銘柄では、1日の出来高がほぼ無いケースがよくあります。
テンバガー達成前の銘柄は出来高が少なく、買いたくても売ってくれる相手がいない可能性も。
さらには、売りたいのに買い手がおらず、値段を下げて売るしかない状況に追い込まれることも珍しくありません。
上場廃止・倒産のリスクがある
上場から日が浅く時価総額も低い銘柄は、株価が10-20倍以上になる可能性を秘めていると同時に、上場廃止や倒産によるリスクも併せ持っています。
テンバガー銘柄発掘のために
テンバガー銘柄を発掘するためには、以下のようなアプローチや方法があります。テンバガー銘柄は高いリターンを期待できる反面、リスクも高いため、慎重な調査と分析が必要です。
テンバガー銘柄の発掘方法
成長産業や新興市場のトレンドを追跡する:
成長産業や新興市場は、テンバガー銘柄が見つかる可能性が高い場所です。例えば、テクノロジー、バイオテクノロジー、クリーンエネルギー、デジタル経済などの分野で、急成長している企業を探します。
業界や市場のニーズを理解する:
市場や業界の成長が期待される分野で、特に需要が高まっているニッチな市場を見つけることが重要です。その市場でリーダーとなる企業がテンバガーの候補となります。
新技術やイノベーションに注目する:
革新的な技術やサービスを提供する企業は、市場での差別化と成長を促進する可能性があります。例えば、AI(人工知能)、IoT(モノのインターネット)、ブロックチェーンなどの技術革新に注目します。
財務分析を行う:
候補となる企業の財務報告書を詳細に分析し、成長率、利益率、資本の運用効率などを確認します。安定した財務基盤を持ち、成長のための適切な資金を運用している企業がテンバガーの可能性が高いです。
競争優位性を評価する:
特許、独自の技術、ブランド力などを持つ企業が市場での成功につながります。企業が持つ競争優位性が、将来的な成長とリターンに寄与する可能性があります。
専門家やアナリストの見解を参考にする:
専門家や投資アナリストが注目している銘柄や業界の情報を収集し、その分析結果を参考にします。市場のトレンドや将来の見通しを理解するために役立ちます。
マクロ経済環境の理解:
テンバガー銘柄を見つける際には、投資先の企業が位置するマクロ経済環境の理解も重要です。経済成長率、政策変更、市場の規制環境などが企業の成長にどのように影響するかを考慮します。
リスク管理と分散投資:
テンバガー銘柄を追求する投資は高リターンを目指しますが、同時に高いリスクも伴います。リスクを分散するために複数の銘柄に投資し、ポートフォリオ全体のバランスを保つことが重要です。
これらの方法を組み合わせて、テンバガー銘柄を発掘するための戦略を構築すると効果的です。ただし、リスクを理解し、投資判断を慎重に行うことが成功の鍵となります。
テーマを見つけるには、日頃からいろいろなことにアンテナを張っておくことが大切です。そして何よりも大切なことは、世の中の常識、コンセンサスを疑ってかかることです。前述の神戸物産にしても業務用スーパーは、飲食店向けという常識にとらわれていたら銘柄発掘はできなかったでしょう。業務用食材は美味しい、自宅で調理して食べられる、外食よりはるかに安くて家計が助かるという特徴があります。このことに人々は余り気付いていないという発想が銘柄発掘のポイントとなります。
まとめ
テンバガーの予測は難しいですが、見つけ方のコツを知れば候補となる銘柄をピックアップすることは可能です。新興市場の中でも特に東証マザーズ市場は情報・通信産業のウエイトが高くなっています。 新型コロナウイルスの感染拡大をきっかけとしたテレワークの拡大に象徴される、デジタル技術を用いた新しい働き方やネットを駆使した巣ごもり消費などで、情報・通信産業の活躍が目立ちます。
話題性、トレンドを見つけるという観点から、YouTubeでの情報収集が重要です。リアルタイムな情報にテンバガーが隠れています。
最近は、Tiktokを使って情報発信する投資家も増えましたが、中には株価操作するために発信している悪質な人もいるため、やはり自分で知見を培うことで見極めることは重要でしょう。気になった商品や店を調べてみると、思わぬお宝銘柄が見つかるかもしれません。
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