雑誌の“ご推薦”は嘘《うそ》ばかり

街中の書店で売ってるレストラン・ガイドやグラビア雑誌の紹介ページで絶賛されているレストランというのがあります。ついつい、それらを参考にして、もちろん期待をした上で、お出かけします。けれども、裏切られてしまうことがあるのです。先日も、そうした

ニューオータニ屋外プールのシーズン・パス値上げは新中産階級への“挑戦”だ

六月一日から九月八日までオープンしているホテルニューオータニの屋外プール・シーズン・パスは、今年、一〇万円というプライスです。多分、心理的サイフに基づく一般的反応は、「高いなあ」。これでしょう。ゴルフ場の会員権が何千万円もし、テニスクラブの

“理念なき雑誌”にあるのはクサい修身

「雑誌としての理念? そんなもの、ありませんね」『フライデー』副編集長の高橋忠義氏は、そう言いました。去年の一一月五日、よく晴れた日の午後のことです。ちょうど、一カ月前、一〇月五日の夜に開かれた有楽町西武のオープニング・パーティーでカメラマ

精神的ブランドに頼るビートたけしは“日本のレニー・ブルース”になりそこねた

その昔、ビートたけしが、「オレは、日本のレニー・ブルースになるのだ」と、いくつかのインタビューで答えたことがあります。それは、「赤信号、みんなで渡れば、怖くない」に代表される、ある種のラディカルさを抱えて登場した彼にお似合いな発言でした。